2004 年
8 月
30 日
無理が通れば道理が引っ込む
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8月26日、東京都教育委員会は、2005年4月に開設される都立白鴎中高一貫校の歴史教科書に扶桑社の教科書を採択しました。教育委員6人の内5人が支持したそうです。
3年前には、その内容が戦争を賛美し、史実を正しく伝えていないことで、近隣のアジア諸国からの非難も多く、この教科書の全国採択率は0.039%でした。東京都教育委員会が都立の養護学校に無理矢理使わせようとして、多くの心ある人々を嘆かせました。
教育委員会の中で、ある委員は「3年前には養護学校だったが、健常者にも使って欲しい」と、述べたそうです。侵略戦争を美化し、強者の論理に貫かれた教科書は、強いニッポンを担うであろうエリート予備軍にこそふさわしいということでしょうか。教える側の教員も日の丸・君が代の踏み絵で、国家に忠誠を誓わせられ、従わない者を排除しています。中高一貫校のめざす教育がどのようなものかが明らかになってきました。
さらにもう一つの無理は、誤った男女平等観であるジェンダーフリーという言葉を使わせないとともに、それに基づく男女混合名簿の使用を見直すという案件が通ったことです。戦後、憲法によって認められた男女平等の権利までも侵そうとするこのような暴挙が、いともやすやすと決められていくこの状況に、道理が気まずそうに引っ込んでいく。石原軍団がスクリーンの上だけでなく、この現実社会の中で無法者のように暴言を吐き,勝手なことを決めていく。これにどう立ち向かうのか、私達の勇気が試されています。
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